ヴィゴツキー 思春期の心理学
(ししゅんきのしんりがく)
著者:ヴィゴツキー 著、 柴田義松, 森岡修一, 中村和夫 訳
出版社:新読書社
発行日:2004/1/15
ISBN:978-4-7880-4116-5
判型:菊判
頁数:330p
思春期の青少年の心理発達に関する問題への鍵となる、思春期の興味の問題を解き明かす論文集。
目次
訳者まえがき(柴田義松)
第1章 思春期における興味の発達
1.思春期心理学の鍵
2.古い興味学説の批判
3.興味の構造理論
4.人間的欲求の歴史的性格
5.思春期における興味の発達
6.興味の発達における基本的な相
7.思春期における古い興味の消滅と新しい興味のあらわれ
8.思春期の反抗的相
9.ソビエトの青少年の興味に関する研究
10.ザルキントの興味論
11.ソーンダイクの興味論
12.思春期における興味の発達の三つの相
13.思春期のまじめな遊びと真の興味
第2章 思考の発達と概念の形成
1.幼児期の思考と思春期の思考
2.思考の形式と内容の統一的発展を否定する諸理論の批判
3.思考の形式と内容の発達の弁証法的統一
4.思春期における概念形成の意義
25.概念的思考への移行
26.思考内容の変化
27.自己意識・自己理解の発達
28.少年たちの思考の内容と形式
29.概念における内容と形式の統一
30.論理的思考の発達
31.概念形成に関するウズナージェの研究
32.ピアジェとクラパレードの子どもの思考研究
33.内省と論理的思考
34.文法の習得は論理の習得に先行する
35.小学生の思考
36.小学生の擬概念の特質
37.思春期における思考と言語の発達
38.数概念の意義
39.論理的思考の発達
40.結語
第3章 思春期における高次精神機能の発達
1.高次精神機能の発達の法則性
2.思春期における知覚の発達
3.思春期における記憶の発達
4.思春期における有意的注意の発達
5.実際的思考の発達
6.高次精神機能の崩壊過程の研究
7.ヒステリーの研究
8.失語症の研究
9.精神分裂病の研究
10.世界観の形成と意志の自由
第4章 青少年の想像と創造
1.想像と創造の前提条件
2.直観像と想像の発達
3.空想と思考との関係
4.直観的思考について
5.想像と概念的思考
6.空想の発達の二つの方向
7.あとがき
第5章 青少年の人格の動態と構造
1.高次精神機能の発達の三法則
2.自己意識の発達
3.ブーゼマンによる自己意識の発達の研究
4.行動と思考の文化的発達
5.過渡期としての思春期
訳者注解
訳者解説 ヴィゴツキーの文化—歴史的理論における思春期の位置(中村和夫)
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