新版 近代の自我をめぐって

  • 販売価格 2,750円(本体2,500円、税250円)

    新版 近代の自我をめぐって
    (きんだいのじがをめぐって)
    著者:菊田芳治 著
    出版社:新読書社
    発行日:2004/3/8
    ISBN:978-4-7880-4008-3
    判型:四六判上製
    頁数:308p

    19世紀西欧人々の生活規範となってきた個人主義だが、日本ではその尊厳が十分に浸透しなかった。本書は個人の価値、尊厳の根拠をヘッセ、デカルト、志賀直哉、森鴎外等作家論を通して答えを探す。

    目次
    ヘルマン・ヘッセの「内面への道」を尋ねて
    軒灯の中の炎―志賀直哉の自我
    森鴎外における自我の展開―豊太郎的自我から傍観者的自我を経て抽斎的自我へ
    デカルトにおける自我
    北村透谷における自我意識
    サルトルの他者観―相剋から連帯へ
    私が考えてきたこと―あとがきに代えて