新児童心理学講義

新児童心理学講義
(しん じどうしんりがくこうぎ)
著者:ヴィゴツキー 著 柴田義松 訳者代表、宮坂子、土井捷三、神谷栄司 訳
出版社:新読書社
出版年:2002/5/25
ISBN:978-4-7880-4112-7
判型:菊判
頁数:264p

第1部「児童心理学の諸問題」では、ヴィゴツキーの晩年の原稿や講義の速記録集からなり、児童心理に関するヴィゴツキーの円熟した思想がわかり易く解説。
第2部「子どもの発達における道具と記号」は未完の著作の訳出。ヴィゴツキーの「文化的・歴史的発達理論」の基本概念である「道具と記号」が子どもの心理発達における役割を集中的に解説。

目次
訳者まえがき
第1部 児童心理学の諸問題
 第1章 年齢の問題
  1.子どもの発達の年齢時期区分の問題
   (1)従来の発達時期区分
   (2)発達時期区分の原理
   (3)子どもの発達における危機的年齢と安定期
  2.年齢の構造と動態
  3.年齢の問題と発達の動態
  4.発達の最近接領域の診断
 第2章 乳児期
  1.新生児期
   (1)新生児の基本的生活状態
   (2)早産児と過期産児の発達
   (3)個人的心理生活の始まり
   (4)新生児の心理生活の特質
  2.乳児期における発達の社会的状況
  3.乳児期の基本的な新形成物
   (1)乳児の発達の基本的三段階
   (2)「始原われわれ」意識の発生
   (3)乳児の模倣
 第3章 一歳の危機
  1.危機の三つの基本的モメント
  2.ことばの発生(連合理論の批判)
  3.シュテルン学説の批判
  4.ことばの誕生
  5.子どもの自律的ことば
  6.自律的ことばの実例
  7.子どもの自律的ことばの特質
 第4章幼児期
  1.幼児期の新形成物
  2.行動の状況拘束性
  3.感覚機能と運動機能との統一
  4.情動的知覚
  5.幼児期の知覚の特質
  6.社会的態度の基礎の形成
  7.幼児期の子どもの遊び
  8.幼児期におけることばの発達
  9.幼児期の知覚と物との関係
  10.意識の体系的構造の発生
 第5章三歳の危機
  1.三歳児の反抗癖(ネガチヴィズム)
  2.三歳児の強情
  3.反抗心
  4.子どもの反乱
  5.三歳の危機の諸結果
  6.理論的結論
 第6章七歳の危機
  1.直接性と無邪気さの消失
  2.意味づけされた知覚
  3.七歳の危機の特質
  4.人格と環境との統一
  5.子どもの経験――人格と環境との統一体を研究する単位
  6.内的経験の再構築としての危機
第2部子どもによる道具と記号(言語)操作の発達
 第1章 動物心理学と児童心理学における実際的知能の問題
  1.子どもの実際的知能に関する実験
  2.道具の使用におけることばの働き。実際的知能と言語的知能の問題
  3.子どもの行動における言葉と実際的行為
  4.子どもにおける実際的活動の高次形態の発達
  5.事実から見た発達の道
  6.社会化されたことばと自己中心的ことばの機能
  7.実際的活動におけることばの機能の変化
 第2章 記号操作と心理過程の組織化
  1.高次精神機能の形成における記号の問題
  2.高次精神機能の社会的発生
  3.高次精神機能の発達の基本原則
 第3章 子どもの記号操作の分析
  1.記号操作の構造
  2.記号操作の発生的分析
  3.記号操作のその後の発達
 第4章 結論
  1.機能システムの問題
  2.動物と人間における道具の使用
  3.言葉と行為
訳者注解
解説
販売価格 2,808円(本体2,600円、税208円)

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