新訳版・思考と言語

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    新訳版・思考と言語

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    著者:ヴィゴツキー 著 柴田義松 訳
    出版社:新読書社
    出版年:2001/9/26
    ISBN:978-4-7880-4110-3
    頁数:471p
    判型:菊判

    1920〜30年代にかけて活躍したロシアの非凡な心理学者ヴィゴツキー。1960年代に出版された名著の全面的な改訳版。心理学、教育学関係者必読の書。

    目次
    訳者のまえがき
    著者の序文

    第一章 研究問題と方法

    第二章 ピアジェの心理学説における子どものことばと思考の問題
    一.ピアジェの心理学説の概要
    二.自閉的思考について
    三.児童の自己中心性の根拠
    四.自己中心的ことばと自己中心的思考
    五.自己中心的ことばと内言の発達
    六.ピアジェの自己中心性理論の批判
    七.ピアジェ哲学の批判
    八.唯物論か観念論か
    九.結論

    第三章 シュテルンの心理学説におけることばの発達の問題

    第四章 思考とことばの発生的根源
    一.類人猿における思考とことば
    二.子どもにおける思考とことばの発達
    三.内言の発生
    四.結論

    第五章概念発達の実験的研究
    一.概念研究の従来の方法の批判
    二.実験の概要
    三.概念形成の過程の本質的モメント
    四.概念発達の第一段階
    五.概念発達の第二段階
    六.コレクション的複合
    七.連鎖的複合
    八.拡散的複合
    九.擬概念的複合
    一〇.擬概念の意義
    一一.実験的分析の総括
    一二.子どもの言葉の意味の転移
    一三.融即と複合的思考
    一四.言語学の資料との比較
    一五.聾唖児のことばと思考
    一六.第三段階の第一水準
    一七.潜勢的概念
    一八.概念の発生

    第六章 子どもにおける科学的概念の発達の研究
    一.生活的概念と科学的概念
    二.自覚性の発達
    三.発達と教授との相互関係
     1 書きことばと話しことばの心理
     2 発達曲線と教授曲線
     3 形式陶冶の可能性
     4 発達の最近接領域
     5 総括
    四.科学的概念と生活的概念の比較研究
    五.外国語の学習と母語の発達
    六.概念の一般性と一般化の構造
    七.科学的概念の体系性と生活的概念の無体系性

    第七章 思想と言葉
    一.思考とことばに関する諸学説の方法論の批判
    二.ことばの意味的側面と音声的側面との統一
    三.内言と自己中心的ことば
    四.内言の構文法
    五.内言の構造的特質
    六.思想および動機と言葉
    七.結び
    訳者注解
    ヴィゴツキーの心理学説について:柴田義松
    索引