子どもの生活と長時間保育〜生活のリズムと日課〜

  • 販売価格 1,870円(本体1,700円、税170円)

    保育問題研究シリーズ
    子どもの生活と長時間保育〜生活のリズムと日課〜
    (コドモノセイカツトチョウジカンホイク セイカツノリズムトニッカ)
    著者:全国保育問題研究協議会 編 
    編集委員:河本ふじ江・河野友香・清水民子・清水玲子・横井洋子・渡邉保博
    出版社:新読書社
    発行日:2019/9/1
    ISBN:978-4-7880-2147-1
    判型:A5判並製
    頁数:180p

    親たちのぎりぎりの生活をぎりぎりの条件で支える保育者たち。しかし、子どもたちには「楽しい生活を」「自分の楽しみをつくりだせる生活の場を」と願って続けてきた保育実践を記録。

    (本書「はしがき」より)
    子どもたちが保育園ですごす時間は、平均でも一日約九時間、さらに長時間になる子どもたちも少なくありません。このことを知ると「子どもがかわいそう」、「家庭が子育ての責任を果たしていない」との声があがることもあります。
    私たちは「子どもたちがかわいそう」の思いにとどまりたくはありません。
     親たちのぎりぎりの生活をぎりぎりの条件で支える保育者たち。しかし、子どもたちには「楽しい生活を」「自分の楽しみをつくりだせる生活の場を」と願って続けてきた保育実践を記録にしました。

    目次
    ・『保育問題研究シリーズ』の刊行にあたって 
    はしがき 長時間保育と子どもの生活リズム 清水民子・河本ふじ江

    第吃堯〜當から深夜までの保育園─かわらまち保育園・かわらまち夜間保育園のケースワーク

    第1章 かわらまち保育園・かわらまち夜間保育園の朝・昼・夜
    一.あさがおクラスの生活の流れ
    二.ひるがおクラスの生活の流れ
    三.ゆうがおクラスの生活の流れ
    第2章 異年齢保育を始めたいきさつ
    一.保育の見直しをせまられて
    二.週一回の異年齢の生活─一〇年間の試行を通して
    三.登園時間で分ける異年齢クラス編成開始
    四.まとめ
    第3章 幼児の思いを受けとめて
    一.あそびのなかで思いを受けとめるとは?─三歳K児のばあい
    二.あそびのなかで思いを受けとめるとは?─四歳R児のばあい
    三.子どもが主体って何だろう?─五歳S児とのかかわりのなかで
    第4章 異年齢のなかで育つ五歳児の姿から
    一.「たいようグループ」のとりくみ
    二.子どもたちの「楽しみ」にビックリさせられる
    三.はじめて集まった日─部屋に入らないD児
    四.アイスつくりたい!
    五.自分たちで決めたこと、ちょっと難しいことをやりきる
    六.「たいようだからわかってるよ」
    七.ほんとうはやってみたい気持ちを友だちに押してもらって
    八.まとめ
    第5章 長時間保育のなかでよりよい生活リズムを─課題をもって研究実践をすすめる─
    一.新しいクラス編成であそびこめる生活リズムに(二〇一二年度)
    二.朝・午後・夕方のすごし方を課題に(二〇一三年度)
    三.クラス移行とクラスづくり(二〇一四年度)
    四.クラスごとの生活リズムをよりよく(二〇一五年度)
    五.〇歳児の生活づくり(二〇一七年度)

    第局堯〜換駟欅虧簑蠍Φ羹顕顱嵎欅藥間と保育内容」分科会で語りあってきたこと

    第1章 分科会の設置への問題意識と当時の「延長保育」
    一.「保育時間と保育内容」分科会にむけて─保育時間の組織化を
    二.第一回「保育時間と保育内容」分科会の提案と討論
    三.保育時間延長を実施する自治体の動向
    第2章 生活リズムへの問題意識と生活調査
    一.子どもの生活リズムの実態をつかみ、よりよい日課で保育を
    二.生活実態調査のとりくみ
    三.個別事例のとりくみ・保護者との連携へ
    第3章 延長保育の制度化─主として夕方の保育をめぐって
    一.「延長保育特別対策実施要綱」のもとで
    二.エンゼルプラン─「時間延長型保育サービス事業」のもとで
    三.あらためて夕方の延長保育を考える必要
    第4章 夜間保育と子どもの生活
    一.「夜間保育所」と「夜間への延長保育」
    二.夜間保育の実践 
    第5章 延長保育をめぐる保育内容・保育条件の課題 
    一.食生活の面から─「補食(軽食)」・「夕食」のありかた 
    二.長時間・夜間保育児の睡眠をめぐる問題 
    三.生活の場と環境設定 
    四.夕方・夜間の保育担当の体制をめぐって 
    五.夕方から夜へのあそびいろいろ 
    六.夜間保育と午前の活動
    第6章 保育時間をめぐる現代の状況 
    一.二〇一〇年代前半の保育時間問題─分科会提案と討議から 
    二.保育新制度のもと、保育時間問題の新たな動き 
      顱’Р蝶以欅蕷爐任任る子育て支援を─北海道・釧路カムキッズ保育園 
      髻’定こども園─保育時間の違いでクラスはどうなる? 

    第敬堯〇劼匹發寮験茲畔欅藥間問題を考えるために

    第1章 子どもの時間認知の発達と生活への見通し 吉田真理子
    一.乳幼児期の時間概念の発達
    二.保育における子どもの「見通し」
    三.未来への「見通し」をもつことの意味
    第2章 保育計画における日課の意味とあり方 渡邉保博
    一.日課とはなにか
    二.日課の種類
    三.日課の性質と育つもの
    四.日課と子どもの主体性
    五.子どもと家族の生活の現実に根ざした日課づくり
    第3章 保育時間と保育所運営 藤井修
    一.長時間保育利用率と人件費の関係
    二.「子どもの最善の利益」を守れる保育時間を
    第4章 保育労働時間をめぐる問題 分科会運営委員
    一.長時間保育と時差勤務の導入─一九八〇年代の実感
    二.保育労働実態調査(愛知県)から
    第5章 保育指針などにおける「生活づくり」のとらえかた─「生活時間」「生活リズム」「見通し」などの語を手がかりに─ 分科会運営委員
    一.保育所保育指針の「保育時間」「生活のリズム」などに関する記述
    二.幼保連携型こども園教育・保育要領のばあい
    三.幼稚園教育要領のばあい

    あとがき 保育所保育のあり方における本質的で今日的課題「保育時間と保育内容」 清水玲子・横井洋子 
    (資料)全国保育問題研究集会「保育時間と保育内容」 分科会提案