1948年・文部省『保育要領―幼児教育の手びき―』を読む
(センキュウヒャクヨンジュウハチネンモンブショウ ホイクヨウリョウヨウジキョウイクノテビキヲヨム)
著者:荒井洌 著
出版社:新読書社
ISBN 978-4-7880-2152-5 C0037
頁数:116p
悲惨だった戦争が終わり、デモクラシーの風がさわやかに流れ出したときに、当時の文部省がイニシアティブをとって登場した「保育要領」(試案)は、平和を希求する純粋な保育の姿を、戦後すぐに具体化しようとした。保育関係者必読書。
目次
・プロローグ 『保育要領』へのいざない
1 戦前・戦中の幼児保育のありさま
2 終戦、珠玉の一編『保育要領』の誕生
3 『保育要領』の内容構成
4 教育顧問ヘレン・ヘッファーナンによる指導
5 『保育要領』が語りかける、あらまほしい保育の姿
〈資料〉1948年・文部省『保育要領』(試案)の概要
1 まえがき
2 幼児期の発達特質
3 幼児の生活指導
4 幼児の生活環境
5 幼児の一日の生活
6 幼児の保育内容─楽しい幼児の経験─
7 家庭と幼稚園
・『保育要領』発刊に至る社会の流れ(年表)
・参考文献
・エピローグ 保育は、人間論があってこそ