文芸教育122号

  • 販売価格 1,650円(本体1,500円、税150円)

    文芸教育122号 2020年 冬

    著者:文芸教育研究協議会 編
    出版社:新読書社
    発行日:2020/12/7
    ISBN 978-4-7880-2161-7
    判型:A5判
    頁数:112頁

    特集:文芸教育は「役に立たない」のか。短期的な価値観ばかり求められる教育の現状において、文芸教育は何をめざすべきか。文芸教育の現在的な意義の確認と国語科教育の現状の批判的検討、教育的分析・実践力を発揮した3本の報告から、想像力・認識力・表現力を育てる教育を問う。
    小特集:三学期の教科書教材 私ならこう授業する。





    目次
    『文芸教育』誌・特集にあたって 上西信夫 
    特集 文芸教育は「役に立たない」のか
    ・「スーホの白い馬」の《美と真実》 倉富寿史
    ・文芸で培うことができる力=人間をわかる力―「モチモチの木」の実践を例として―  吉田剛人
    ・子ども達の中にもいる大造じいさん 松山幸路
    ・文芸教育が「役に立たない」はずがない―国語科教育はどこに向かおうとしているのか− 山中吾郎
    小特集 三学期の教科書教材 私ならこう授業する
    ・ことばにすることは幸せの第一歩 「ずうっと、ずっと、大すきだよ」(小学校一年生) 奥葉子
    ・ファンタジーの世界を体験しながら豊かで深い読みをめざす 「初雪のふる日」(小学校四年生) 辻村禎夫
    ・意味づけることで豊かな人間観・世界観を育てる 「海のいのち」(小学校六年生) 佐々木智治
    連載 文芸研で学んだからこそ見えたもの(2)タモの木の歴史をたずねて―歩いて触れてこそ― 高橋睦子
    連載 教室に詩をいっぱい(2)「受信する力」を育てましょう 林三十四
    リレー連載 《ものの見方・考え方》の関連・系統指導(3)―わけ・順序  低学年で身につけさせたい見方・考え方《わけ》と《順序》 村尾聡
    声明 日本学術会議会員候補の任命拒否に抗議し、撤回を求める 文芸教育研究協議会全国委員会

    著者情報
    文芸教育研究協議会(ブンゲイキョウイクケンキュウキョウギカイ)
    文芸学者の西郷竹彦が創設した国語教育の教材、指導論などを研究・実践する研究会。日本全国に小学校教員を中心にしたサークルがある。授業研究シリーズなど単行本も多数発行している。年に1度全国大会を開催。