子どもが主体として育つ乳児保育 実践から読み解く

  • 販売価格 2,970円(本体2,700円、税270円)

    子どもが主体として育つ乳児保育 ──実践から読み解く
    全国保育問題研究協議会 編
    A5判 336頁 並製
    ISBN978-4-7880-2199-0 C0037

    2023/6/24発行
    予約受付中

    全国保育問題研究協議会の乳児保育分科会では、発足当初から子どもの人権を認め、子どもが発達する権利を保障するための保育内容・構造や指導についての理論的研究、さらに、それらを基盤に保育実践を創造してきた歴史があります。そして、多くのすばらしい乳児保育実践の蓄積がうまれてきました。
    これらの実践について、乳児保育の内容と方法という視点から、そのさらなる進展と課題を明らかにすることを今回試みました。
    各節のテーマに関して複数の実践を挙げ、それらの実践から学べる点を丁寧に分析しています。
    そのことにより、読者は実践自体から学ぶとともに、実践の見方をも学ぶことができるように本書はなっています。

    もくじ
    はじめに
    第1章● 乳児期の発達と乳児保育の原則 ─今日的意義─
     1 乳児をどうとらえるか ─乳児が生活の主体になるとは─ 増本敏子
     2 発達を丁寧に見るとはどういうことか 杉山弘子
     3 乳児期の発達の特徴と保育のなかで大切にしたいこと 布施佐代子
    第2章● 保護者との連携と保護者の子育て支援
     1 子どもと子育て家庭を取り巻く環境の変化と乳児保育 野村朋
     2 園と保育者がともに学び考え、共感しあえる関係づくり 遠田えり
     3 子どももおとなもしあわせになる保育園づくり 平松知子
    第3章● 乳児保育実践の進展と現代的課題 ─乳児保育の内容と方法─
     1 乳児が生活の主体になる
      提案1 0歳児保育 ─子どもの主体性を育てる環境づくり─ 眄ナ眸
      提案2 乳児期こそ自ら育つ力を大事に 宮憲子
      提案3 じぶんたちできめる・ともだちとむかう 寺尾幸子
      提案を読んで 三つの実践から学ぶ ─乳児が生活の主体となるために─ 野村朋
     2 一人ひとりを丁寧に保育する
      提案1 おとなとの関係づくりと、そこから広がる友だちの輪 ─Aちゃんとのかかわりを通して─ 李綏陽
      提案2 0歳児のやりたい気持ちを育てる ─人とかかわることが大好きなJくんの姿から─ 相川仁美・松木亮太
      提案3 一人ひとりが自分を出せるように ─Rちゃんの育ちを通して─ ・ 荒木美穂・豊田唯
      提案を読んで 三つの実践から学ぶ ─一人ひとりを丁寧に保育するために─ ・ 柴野邦子
     3 乳児があそびの主体になる
      提案1 みんなでつくる0歳児の保育 ・ 山路啓太・関谷麻菜美・土岐あゆみ
      提案2 両手で顔をかくせば子どもたちの世界 山本珠未・福田沙織
      提案3 一緒がうれしい! 一緒がたのしい! 松本望穂
      提案を読んで 三つの実践から学ぶ─乳児があそびの主体となるために─松田千都
     4 小規模保育所での乳児保育
      提案1 子どもの心の揺れにむきあって ─葛藤し続け成長する保育者─ 西出悦子
      提案2 共感からはじまる保育 ・ 望月綾子
      提案を読んで二つの実践から学ぶ ─小規模保育所での乳児保育をとおして─ 亀谷和史・遠田えり
     5 保護者との連携と保護者の子育て支援
      提案1 父母と手をつなぎともに育ち合う 宮前奈々江
      提案2 生活困難な家庭への保育と支援 和田亮介
      提案を読んで 二つの実践から学ぶ ─保護者との連携と保護者の子育て支援を進めるために─ 永谷孝代
    第4章● これからの時代の豊かな乳児保育に向けて
     1「保育所保育指針」と乳児保育の現状と課題 ─戦後、乳児保育の歴史から今を読み解く─ 韓仁愛
     2 乳児保育分科会50年の歩み ─保育制度の動向と対比させながら─ 菱谷信子・野村朋・中川伸子
     3 乳児保育の実践から見える到達点と課題 中川伸子
     4 子ども・子育て支援新制度の問題点と見直しへの課題 中村強士
     5 子どもの権利条約制定30周年と乳児保育 ─これからの乳児保育─ 亀谷和史
    おわりに